沖縄グルメを代表する「ステーキ」。最近はさまざまなメディアで“飲みの締めにステーキ”という沖縄独特の文化が取り上げられ話題となっています。ステーキ文化の始まりは、アメリカ統治時代、輸入牛肉を安く提供できたことから「安くておいしい」と評判を呼び、県内各地に広まっていきました。特に那覇市には老舗店をはじめ、24時間営業の店やコストパフォーマンス抜群の店が多くそろっています。今回はどの店に行ったらいいのかわからないという人へ、那覇市内のおすすめのステーキ店4店舗を紹介します。
沖縄県でステーキハウスといえば、88グループを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。国際通りや那覇市辻、沖縄美ら海水族館の近くまで県内全域に店を構える「ステーキハウス88」は、老舗のステーキハウス。本場アメリカンスタイルのステーキを格安で食べられるとあって、地元民や観光客で連日連夜にぎわっています。
テンダーロインやTボーン、ロースステーキなど、本場のアメリカンステーキが並ぶ中、最近若い女性には「赤肉ステーキ」が人気を呼んでいます。脂身なし、臭みなしのヘルシーなお肉です。やわらかいのにしっかりとした旨みが感じられ、“締めのステーキ”に最適です。おすすめの食べ方は、まずはそのままで、次は鉄板にたらして酸味を飛ばした「A1ソース」とともに。しょう油で食べると牛のたたきのようにさっぱり味わうことができます。その他、県産和牛の贅沢なステーキを合わせると、ステーキだけでも20種類以上あるので、グループでいろんな部位を試すことができます。
地元ステーキファンが集う場所といえば、モノレール旭橋駅から徒歩7分ほどの場所にある「ジャッキーステーキハウス」です。1953年創業の老舗で、店内を見渡すと歴史が垣間見られます。アメリカ統治下時代、米国のレストラン基準を満たす店にしか与えられなかった「Aサイン」と呼ばれる認定証が今も店内に飾られています。壁のメニュー表の「MISO SIRU ミソ シル」という文字や色あせた写真が当時を思い起こさせます。
何時に行っても満席のジャッキーステーキハウスの入り口には珍しいものが! 外看板の下に、信号機を発見しました。「空席あり・やがて空席・ただいま満席」という信号機が青・黄・赤の順に変わります。
お待ちかねのステーキの登場です。店イチオシのテンダーロインステーキは脂身が少なく、女性に人気です。サイズはテンダーロインステーキのS(150g)、M(200g)L(250g)から選べて、女性でもLサイズを頼む人が多くいます。ソースは「No.1ソース」がおすすめ。今は一般的に流通している「No.1ソース」ですが、元々はジャッキーステーキハウスのお肉に合うよう作られたソースなのです。フルーツの甘さと香辛料がお肉の旨みを引き立たせます。 老舗の雰囲気と昔ながらのアメリカンステーキを味わえるジャッキーステーキハウスはハズせないスポットです。
ここ数年、国際通りや那覇の繁華街・松山を中心に続々と店をオープンしているのは「やっぱりステーキ」。驚きの価格でリピーターが絶えない人気の理由を探るべく、今回は国際通りの「やっぱりステーキ 4th」に行ってきました。 「やっぱりステーキ 4th」は、モノレール牧志駅から徒歩3分の場所に、2016年11月にオープン。深夜3時まで営業しているので“締めのステーキ”に利用する人が多く、夜中でもにぎわっています。
入り口の食券機で、看板メニューの「やっぱりステーキ 200g」を注文。価格はなんと、税込1000円!驚くのはまだ早い。ステーキを注文すると、サラダ、スープ、ライスがおかわり自由なのです。 席に着くと、ソースや調味料の多さにも驚きます。A1ソースをはじめ、シークヮーサーポン酢、にんにくしょう油、粗刻みにんにく、刻みわさびなど約14種類が並びます。さまざまな組み合わせを楽しんでほしいとのことで、ステーキ店では珍しくソース皿が用意されています。
ジュージューと音を立てた岩板に乗ったステーキを店舗おすすめのイタリアの塩とコショウでまずは一口。使用している牛肉はUS産のミスジの赤身肉。溶岩石の遠赤外線で焼き上げるので柔らかくジューシーです。二口目は風味溢れる刻みわさびとしょう油でさっぱりと、三口目は粗刻みにんにくをたっぷりかけて・・・ と試しているうちにペロリと完食してしまいました。 深夜3時まで営業しているので、あなたも“締めのステーキ”を試してみては?
レトロな内装が特徴的な「名護そば まきし食堂」は、24時間営業のレストラン。沖縄そばをはじめチャンプルー、沖縄風みそ汁定食など100種類以上あるメニューの中でも、ステーキは大人気です。コスパ抜群のステーキは、200gでライス、スープ、サラダがセットで1100円!ステーキは脂身のあるサーロインと赤身が多めのリブロースから選べます。今回は女性に人気のリブロースを選択。
「名護そば まきし食堂」のステーキには、レモンスライスとバターが乗っています。バターが溶け出したところに塩コショウをかけてシンプルに、さらにレモンのおかげでさっぱり味わうことができます。香ばしい匂いが漂いどんどん食が進みます。
牛肉のステーキの他にも、アグーステーキやロブスター、石垣牛のステーキもあります。ラフテー(豚の角煮)やテビチ(豚足)、島らっきょうなど沖縄らしい料理もあるので、沖縄料理を食べたい人も満足できる店です。国際通りのほぼ中央に位置しているので、散策途中に気軽に立ち寄ることができますよ。
投稿:2017年1月13日
豊見城市・糸満市
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