正殿完成まであと1年!琉球の魂が息づく場所【首里城】その奥深い魅力と巡り方

正殿完成まであと1年!琉球の魂が息づく場所【首里城】その奥深い魅力と巡り方
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OkinawaTraveler編集部

沖縄の歴史と文化の象徴として、多くの人々を惹きつけてやまない【首里城】。2019年の火災から、多くの人々の願いと努力によって復元が進められてきた正殿が、2026年秋、ついにその壮麗な姿を現します。 首里城は単なる観光名所にとどまらず古くからの信仰が息づく神聖な場所であり、幾度もの困難を乗り越えてきた沖縄の不屈の精神と平和への願いを象徴する、県民にも観光客にも親しまれている存在です。今も年間を通して様々なイベントが開催され、訪れる人々を飽きさせることがありません。
首里城には、無料で楽しめるエリアと、さらに深く歴史に触れることができる有料エリアがあり、それぞれに異なる魅力が詰まっています。今回は、これらの区画別に首里城の楽しみ方を詳しくご紹介するとともに、2026年の正殿完成に向けて、そして完成後の新しい首里城に焦点を当てて詳しくご紹介します。

無料で満喫!首里城の歴史を学べる憩いの空間

ただ通り過ぎるだけではもったいない!首里城の無料エリアには、訪れる人々を温かく迎える施設や歴史的な見どころが点在しています。

散策の拠点【首里杜館(すいむいかん)】

所蔵:(一財)沖縄美ら島財団 

首里城散策のスタート地点として最適なのが【首里杜館(すいむいかん)】です。館内には、首里城の歴史や文化に関する資料やパネル展示が充実しており、散策前に予備知識を深めることができます。また、沖縄の味覚を楽しめるレストランやカフェ、旅の思い出となるお土産を選べる売店も併設されており、休憩やショッピングにも最適です。

また、園内を楽しく周遊できる「首里城公園デジタルスタンプラリー」のオリジナルノベルティの引き換えもこちら。園内9か所の案内看板にあるQRコードを読み込むと、首里城にまつわる豆知識のほかにクイズなどを楽しみながら学ぶことができるので、ぜひチャレンジしてみてください。首里城の多彩な魅力をより一層深く知ることができると思います。

首里城への玄関口【守礼門(しゅれいもん)】

所蔵:(一財)沖縄美ら島財団

首里杜館を出て最初に出迎えてくれるのは、2000円札の絵柄としてもおなじみの【守礼門(しゅれいもん)】です。その威厳ある佇まいは、訪れる人々を琉球歴史の世界へと誘います。首里城にある城門や建築物には公式の名称の他に「別名」が付けられているそう。守礼門は古くは【首里門(しゅりもん)】ともいわれましたが、庶民は愛称として「上のほうにある美しい門」という意味で【上の綾門(いいのあやじょう)】と呼んでいたそう。かつて客人を迎え入れたこの門は、今も変わらず首里城の顔として存在感を放っています。訪れた記念に、ぜひ2000円札と同じアングルで写真を撮ってみてはいかがでしょうか。奥行きのある美しい一枚が、沖縄の思い出をさらに鮮やかに彩ってくれるでしょう。

世界遺産の聖地【園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)】

所蔵:(一財)沖縄美ら島財団

守礼門をくぐり、少し進むと世界遺産にも登録されている【園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)】が現れます。「御嶽(うたき)」とは、神を祀る神聖な場所を指し、琉球国王が外出する際にここで安全を祈願したと伝えられています。沖縄の旅の無事を願えば、きっと良いご利益があるかもしれません。

第一の正門【歓会門(かんかいもん)】

所蔵:(一財)沖縄美ら島財団

首里城の城郭内へ入る第一の正門。歓迎する、という意味の【歓会門(かんかいもん)】。首里城へは中国皇帝の使者「冊封使(さっぽうし)」や客人が招かれたが、こうした人々を歓迎するという意味でこの名が付けられました。首里城は外郭と内郭により二重に囲まれていますが、ここは外郭の最初の門で、琉球の古語で「喜ばしいこと」を意味する、別名【あまえ御門(あまえうじょう)】とも呼ばれていました。門の両脇には魔除けのシーサーが鎮座した【歓会門】は、まさにその名の通り、訪れる人々を歓迎する門です。

那覇市街を一望「西のアザナ(いりのあざな)」

西のアザナから見える那覇市街地所蔵:(一財)沖縄美ら島財団

首里城には数多くの見どころがありますが、特に「西のアザナ(いりのあざな)」は必見です。「アザナ」とは沖縄の方言で物見台を意味し、かつてはここから鐘を鳴らして城下町へ時刻を知らせていました。標高約130mに位置するこの場所からは、那覇市街の壮大なパノラマが広がります。温かい色合いの赤瓦の家々から、晴れた日には遠く慶良間諸島(けらましょとう)まで見渡せる絶景スポットです。西側に位置するため、夕暮れ時には息をのむような美しい夕焼けを堪能できます。

琉球王国の核心へ!有料エリアで深まる体験

無料エリアを存分に満喫したら、いよいよ有料エリアへと足を踏み入れ、琉球王国の核心に触れてみましょう。

2026年秋、ついに蘇る!琉球王国の象徴「正殿」

所蔵:(一財)沖縄美ら島財団 2025年10月の写真

首里城正殿の復元工事は2026年秋の完成を目指し、内部塗装や廊下、防火設備の整備が進行中です。2025年7月には正殿外観が完成し、同月から素屋根の撤去を開始。2025年10月末には正殿外観が優雅なその姿を現してきました。(※現在、復元工事エリア内の正殿は見学デッキ仮囲いクリアパネル越しに見学できます。(2025年10月~)

所蔵:(一財)沖縄美ら島財団 2025年10月~

現在は引き続き内装工事が行われており、伝統技術を継承する職人さんたちによって漆で色彩が施されています。

所蔵:(一財)沖縄美ら島財団 2025年10月28日

首里城復興の「今」は、完成後には見ることのできない特別な景色です。幾多の困難を乗り越えた首里城の「見せる復興」は、現代の技術と古来の知恵が融合した奇跡のプロジェクトであり、全国からの温かい支援や、地域住民の強い想いもまた、この復元を支える大きな力となりました。復元の歩みが刻まれる一瞬一瞬が、未来へ続く物語の一部。甦りゆく歴史の現場を、ぜひ現地で体感してみてください。

首里城公園ホームページ「見に行こう首里城」から引用

OkinawaTravelerでは、「今」しか見られない復興の様子をご案内する特別な「首里城復興ガイドツアー」を紹介しています。Okinawa Travelerからお申込みの方限定の特典付きチケットもご用意しています。この機会にぜひチェックしてみてください!

首里城復興ガイドツアー所蔵:(一財)沖縄美ら島財団

正殿完成を機に再注目!首里の街で琉球の歴史を再発見しよう!

2026年の正殿完成は首里城単体だけでなく、その周辺地域全体に新たな賑わいをもたらすでしょう。琉球王朝時代の面影を残す石畳の道や、伝統工芸品を扱うお店、老舗の琉球菓子店など、首里の街歩きも合わせて楽しむことでより深く沖縄の文化に触れることができると思います。

沖縄観光に首里散策は欠かせない!おすすめの7スポット

首里には、世界遺産に登録された首里城をはじめ、石畳道や玉陵など沖縄の歴史学べる観光スポットが数多く存在します。観光スポットだけではなく、もちろんグルスポットも充実。沖縄ならではの白い泡のお茶を飲めるお店や琉球王国の宮廷料理が味わえる料理店まで。首里に到着したら歩いて散策したくなること間違いなし!首里城の散策と合わせて、街歩きでもっと首里のことを深く知ってもらえる機会になること間違いなしです。

楽しみ方は無限大!未来へ繋ぐ「平和の象徴」としての首里城


いかがでしたでしょうか。首里城は、沖縄の歴史や文化に触れるだけでなく、絶景を堪能したり、伝統的な味覚を味わったりと、その楽しみ方はまさに無限大。2026年秋に完成する首里城 正殿は、地域住民にとっても、国内外からの訪れる人々にとっても、歴史を学び、文化を理解し、改めて平和について考える場所の1つになるのではないでしょうか。ぜひ一度足を運び、あなただけの首里城の魅力を発見し、その歴史と未来を感じてみていただけると嬉しいです。

首里城公園 基本情報とアクセス
●所在地
〒903-0815 沖縄県那覇市首里金城町1-2
●開園時間
・無料区域(歓会門、木曳門、久慶門、継世門)
4月-6月・10月-11月は8:00~19:30、7月-9月は8:00~20:30、12月-3月は8:00~18:30
・有料区域(奉神門・世誇殿・東のアザナ)
4月-6月・10月-11月は8:30~19:00、7月-9月は8:30~20:00、12月-3月は8:30~18:00
※最終入園は閉園時間30分前まで
・県営駐車場(首里杜館内)
4月-6月・10月-11月は8:00~19:30、7月-9月は8:00~20:30、12月-3月は8:00~18:30
※レストラン・ショップは営業時間が異なる場合があります。
※詳細は公式ウェブサイトをご確認ください。
●休園日
2026年の休園日は決定次第お知らせします。
●入園料(有料区域)
大人: 400円/高校生: 300円/小人(中学生以下):160円/6歳未満:無料
※団体割引、年間パスポートなどもあります。

●アクセス方法
・ゆいレール(沖縄都市モノレール)
「首里駅」下車。駅から徒歩約15分。または「首里駅」から路線バス(首里城前バス停下車)で約5分。
・路線バス
市内線(1、9、13、14番)、市外線(25、97、125、346番)または首里城下町線(7、8番)に乗車し、「首里城公園入口」バス停下車、徒歩約5分。または「首里城前」バス停下車、徒歩約1分。
・車
那覇空港から約40分。沖縄自動車道那覇ICから約20分。
●駐車場
首里城公園地下駐車場(有料)をご利用ください。(普通車400円/1時間、以降30分毎200円)※周辺道路は混雑することがありますので、公共交通機関の利用もご検討ください。

●お問い合わせ
首里城公園管理センター 電話番号: 098-886-2020

 

 

 

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