沖縄文化のルーツ! 魅力たっぷり、首里城の楽しみ方

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絶対外せない!沖縄の定番スポット“首里城”を制覇しよう。
“首里城”は沖縄を代表する観光スポットであり、その美しさを一目見ようと多くの観光客が訪れます。また、風水に基づいて建築されていることから、パワースポットとしても注目を浴びています。多種多様なイベントも行われており、年間を通して人足が途絶えることはありません。 そんな首里城には無料区域と有料区域があり、それぞれに異なる魅力があります。そこで今回は、区間別に見る首里城の楽しみ方についてご紹介します。
※2019年10月、首里城正殿などが火災により焼失しました。2026年の完成に向けて現在再建中となります。2020年6月12日からは地下遺構が一般公開されます。
目次
ただ通り抜けるのはもったいない! 無料区域を満喫しよう
首里城には、観光客にとって嬉しい“首里杜館(すいむいかん)”という施設があります。首里城にまつわる資料やパネルの展示があるほか、レストランやカフェ、売店も入っていて沖縄グルメを味わったり、おみやげ選びを楽しんだりすることもできます。

さらに、ここは首里城の散策には欠かせないパンフレットや首里城重ねおしスタンプラリー用のハガキが配布されている場所でもあります。首里城を散策するのであれば、まず首里杜館へと出向きましょう。子どもたちを連れて観光するのであれば、首里城の各所を散策しながらスタンプ集めを楽しみましょう。スタンプラリーは子どもに大人気! どのような首里城が出来上がるかは完成後のお楽しみ。
首里杜館を出たあとは守礼門(しゅれいもん)へ。2000円札の絵柄にもなっており、その堂々たる姿は観光客にも大人気。

守礼門は、今も昔も客人を迎え入れる門としての役割を果たしています。首里城に訪れるなら、必ず写真に収めておきたい場所の1つです。おすすめは2000円札と同じアングルで撮影すること。より奥行きがでて、綺麗な写真に仕上がります。
守礼門をくぐり抜け、少し進めば世界遺産の一部として登録されている“園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)”があります。御嶽(うたき)とは、神が集まる神聖な場所。

琉球国王が遠出する際には、必ずこの場所で安全祈願を行ったといわれています。現在では、パワースポットとして親しまれています。沖縄旅行を楽しめるよう祈願すれば、ご利益があるかもしれません。
沖縄の伝統文化を体感したい方には、老若男女問わず楽しめる“三線体験教室”がおすすめです。やわらかく、温かみのある音が特徴的な三線(さんしん)の弾き方を無料で学ぶことができます。これをきっかけに三線を購入すれば、旅行から帰った後にも沖縄の雰囲気に浸れるはず。

体験教室は、毎週土、日と祝日の11時40分と14時40分から30分程度、先着5名様限定で、系図座・用物座(けいずざ・ようもつざ)にて開催しています。
ほかにも、首里城には見どころがたくさんあります。なかでも、“西のアザナ(いりのあざな)”は必見です。
アザナは、沖縄の方言で物見台という意味。かつては、ここから鐘を鳴らし、首里城下町へと時間を知らせたそうです。

標高約130mにあり、那覇の街を望むには絶好のスポット。優しい色合いの赤瓦の家から、天気がよければ水平線近くにある慶良間諸島(けらましょとう)、残波岬(ざんぱみさき)まで一望できます。名の通り、西に位置するため夕暮れ時に訪れれば、美しい夕焼けも楽しむことができます。ほかにも、首里城には無料体験が目白押し。琉球舞踊「舞への誘い」を見たり、ガイド(有料)に首里城を案内してもらったりと年間を通して楽しめるものから、ゴールデンウィークや夏休み期間中に行われる親子向けのものまでさまざまです。さらに、季節ごとに首里城の歴史にまつわるイベントも行われています。タイミングがあえば、是非参加してみましょう。
ほかにも、首里城には無料体験が目白押し。琉球舞踊「舞への誘い」を見たり、ガイド(有料)に首里城を案内してもらったりと年間を通して楽しめるものから、ゴールデンウィークや夏休み期間中に行われる親子向けのものまでさまざまです。さらに、季節ごとに首里城の歴史にまつわるイベントも行われています。タイミングがあえば、是非参加してみましょう。
優美な魅力に酔いしれる! 有料区域で贅沢な時間を過ごそう
無料区域を存分に満喫したら、いざ、正殿(有料区域)へと足を進めましょう。

正殿には朱色に色彩豊かな装飾が施されており、その優美さに思わず見とれてしまうかもしれません。正殿は、守礼門と並んで外せない撮影スポットです。見とれて写真を撮り忘れることがないようご注意を。
正殿内に入ると、日本と中国の文化が入り交じった“御差床(うさすか)”という玉座があります。至るところに金色の龍の彫刻があしらわれており、その華麗さに目を奪われるはず。思わず王様気分になってしまうかも?

正殿内の床にはガラス張りになった部分があり、ガラス越しに古い石垣が見えます。実は、この石垣こそが首里城跡(しゅりじょうあと)として世界遺産の一部に登録されている遺構。戦火によって一度は失われた首里城の歴史を物語る重要な遺産なのです。ガラス越しに覗きこんでみれば、琉球の歴史を肌に感じ取れるはずです。
ここまで首里城を散策したら終わり…… ではなく、近くにある“鎖之間(さすのま)”へ是非とも足を運んでみてください。王子などの控所であり、諸役の者たちを招き懇談する施設で、王子が薩摩の役人を接待した場所と言われています。

500円で琉球の伝統菓子とお茶が楽しめる場所となっております。出されるお菓子は4種類。“花ぼうる”と“くんぺん”、“ちいるんこう”、“ちんすこう”、それに“温かいさんぴん茶”がついてきます。首里城を一通り散策したあとには、優しい甘さのお菓子と香り豊かなお茶でホッと一息をついてみてはいかがでしょうか。鎖之間からは、庭園の景色を望むことができ、至福の時間を過ごせるはずです。
楽しみ方は無限大!? 首里城を心ゆくまで堪能しよう
いかがでしたでしょうか。首里城には、沖縄の文化に触れたり、沖縄菓子を堪能したりとさまざまな楽しみ方があります。是非、1度は訪れて自分なりの楽しみ方を見つけてみませんか?
※2019年10月、首里城正殿などが火災により焼失しました。2026年の完成に向けて現在再建中となります。2020年6月12日からは地下遺構が一般公開されます。
写真提供:国営沖縄記念公園 首里城公園
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