星空・天体観測に最適!泊まれる沖縄北部・「星空保護区」の候補地、国頭村森林公園。~旅のプロおススメ!星空ナイトツアー~

沖縄本島最北端に位置する国頭村は、村内の4つの観光施設を2025年3月に米国のダークスカイ・インターナショナルが認定する星空保護区に申請しました。まさに“星の宝庫”。街の光が届かないこの地では、肉眼で天の川や流れ星をはっきりと捉えられるほど、息をのむような満天の星空が広がります。沖縄美ら海水族館から車で約1時間、ジャングリア沖縄からは約45分と、北部観光と合わせて訪れやすいロケーション。本特集では、そんな国頭村が誇るガイド付きナイトツアーを、実際にツアーに参加した編集部レポート記事と合わせてご紹介します!
目次
国頭村ってどんな場所?|星空が見える理由・やんばるの森と星の伝説が息づく聖地


沖縄本島最北端に位置する国頭村(くにがみそん)は、村の約84%が亜熱帯照葉樹林に覆われ、
山原(やんばる)と呼ばれる地域になっています。
1981年に発見された有名な「ヤンバルクイナ」や「ノグチゲラ」など希少な動植物が生息する森が広がる村なのです。
さらにこの豊かな自然と生態系が認められ、2021年には「世界自然遺産」に登録され、
生物多様性の宝庫として国内外から注目を集めています。
自然と共生する村だからこそ、「光害(ひかりがい):夜間の不要または過剰な人工光が生態系などに悪影響を及ぼす現象」への配慮がされており、星空観望や森の生き物たちにも最適な環境になっているんですね!
沖縄の歴史書によれば、琉球神話に登場する創世神アマミクが最初に降り立った聖地とされ、
古くから信仰の対象となってきました。
星と深い縁を持つ土地として語り継がれています。
星空観望にはぴったりの場所なのです!
夏の天の川、夏の大三角(白鳥座のデネブ、織姫(ヴェガ)、彦星(アルタイル)) など星空ツアーの持ち物・服装と季節ごとの星空の楽しみ方

夜は夏でも冷えることがあるため、羽織れるものを持参しましょう。冬はかなり冷え込むので厚着がおすすめ。
満点の星空を自分のスマートフォンでも撮ってみたいという方は、ぜひ挑戦してみましょう。ナイトモード機能や星空撮影アプリを使うとスマートフォンでも星空の撮影が可能です。星空を美しく残すには手ブレを抑えることがコツ。スマホ用の三脚を持参するのもおすすめです。(詳しくはツアーガイドさんに聞いてみましょう。)
秋はペガスス座やアンドロメダ銀河、冬はオリオン座や冬のダイヤモンドが見頃。各季節に誕生星座も一晩に4〜5個見られます。
また、流れ星や流星群も魅力のひとつですよね!
ペルセウス流星群(8月)、ふたご座流星群(12月)などの時期には、

国頭村森林公園|実際に行ってみた!星空ツアーレポート
天文台と夏の天の川。さそり座、いて座、てんびん座、わし座(彦星)19:00頃 おもちゃ美術館横の星見台下に集合!(その日の天気はあいにくの雨でした、、、)
星見台の階段を上がり、国頭村の森が一望できるデッキから空を見上げました。
光害(ひかりがい)が少ない国頭村では、街灯の光がほとんどなく、電灯を消せば真っ暗になるほどでした。
そこで。星空ツアーとは?をガイドさんが深掘りしてくれました。

星をより近くに見るため天文台へ移動!中に入ると、映画でみるような大きな望遠鏡が目の前に現れました。コンピューターで制御された本格的な天体望遠鏡では、星や惑星、月面クレーターまで、幅広く見ることができるそうです。この日は、雲がかかっていたので、はっきりとはみえなかったものの、ガイドさんからなんと「土星の環まではっきりと見ることができます!」と教えてもらいました。「太陽系のある天の川銀河の外にある一番遠い天体で250万光年彼方に位置するアンドロメダ銀河を観察することができます。」とも。お話を聞けば聞くほど、宇宙をより身近に感じることができました。
天文台でより星をじっくり観察した後は、星見台へ。
光の層がみえる名護市街地の方面と比べると、国頭村の森には光がほとんどありませんでした。
星空保護を目指す国頭村では、光害(ひかりがい)をなくすための取り組みを行っているそうです。
国頭村森林公園ではもともと公園内にあった3つの外灯をなくし、必要な照明には傘をかぶせたり、感知式やスポットライトに変えるなど光が不必要に広がらないような工夫を凝らしています。
それは、「星を見やすくするため」だけでなく、「やんばるに住む生き物を守るため」。
夜行性の生き物が多いため、光が減れば減るほどもっと活発に生活できるようになります。
この日も、ヤンバルクイナの鳴き声がたくさん聞こえてきて、
ガイドさんからは、「人工的な明かりを減らしたことで、より生き物たちが元気になった気がします!」とおっしゃっていました。
ツアー参加前は、真っ暗な山道で不安になりましたが、真っ暗な公園の理由がここにあったのですね。

森林公園の おすすめのスポット・宿泊情報
また、沖縄本島で森林公園は県内のキャンプ場で「唯一」、天文台を備えており、設置された口径400mmの天体望遠鏡はコンピューター制御による天体望遠鏡を備えた天文台では、コンピューター制御による本格的な観察が可能。土星やオリオン大星雲、すばるなど多彩な天体が見られます。(天文台の定員は5~8名。)●星空ツアーとセットで是非おすすめしたいのが、宿泊施設です!
星空はその日の雲の動きなどに影響されるので、いつベストな状況かはわかりません。
また「ホテルに帰る時間を考えなきゃいけない」となると、少し心配ですよね?
そんな時におススメは、施設内にあるキャンプサイトや、ツリーハウス、バンガロータイプなど
2025年7月にオープンしたコテージなどもあります。アウトドアスキルに合わせて楽しめるのが魅力。
コテージは、冷蔵庫や洗濯機もそろっているため、「虫が苦手、、、」「中でも快適に過ごしたい」アウトドア初心者さんにおすすめ。
「初めてだし、自分にはどの種類の宿泊が合うのかわからない・・・」そんな方のために、
ガイドさんに聞いてみましたよ!アウトドア初心者・・・コテージがおススメ!(ガスコンロ、冷蔵庫、レンジ、ケトル、洗濯機も充実!)お子様づれにも安心!
アウトドア中級者・・・キャビンまたはコテージがおススメ!
アウトドア上級者・・・ツリーハウスまたはキャンプ場がおススメ!(ツリーハウスは家電製品と寝具、食器類は無いので、持ち込みか、現地でレンタル!)【イメージ】
<------初心者------中級者------上級者------>
コテージ キャビン コテージ ツリーハウス キャンプ場
家電で快適に過したい! 火起こしから自分で楽しみたい!






























やっぱり、「キャンプサイト」はアウトドア上級者!テントを張って、外のアクティビティを満喫できます!


バンガローの横には、炊事場も。お肉やお野菜を持ち寄れば、みんなでBBQが楽しめます。キャンプ用品や家電、BBQのレンタルもあり、初心者でも安心して自然体験ができます。
星空ツアーの他にも、多数の体験コースあり






国頭村では星空を舞台にした「星空フォトウェディングプラン」や「星空フォトプラン」も人気。
満天の星空の下で記念撮影やセレモニーが行える、特別な体験ができます。
星空と自然を満喫する旅を、ぜひ国頭村で。
星空ツアーはもちろん、宿泊・キャンプ・天文台・フォトプランなど、魅力的なオプションが揃っています。ご希望に合わせてプランを選び、公式サイトから簡単に予約可能!
星空と自然を満喫する旅、今すぐチェックしてみましょう。
星と森のキャンプ場 国頭村森林公園
〒905-1411
沖縄県国頭村字辺土名 1094-1
キャンプ場 TEL:0980-43-0514
おもちゃ美術館 TEL:0980-50-1022
開園時間:9:00~18:00
事務所営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日
※宿泊の受付は、前日の17時まで。





